かつて花街として発展した田町の記憶と、Pullmanの持つ力強さや躍進的なブランドイメージから " かぶく" という日本の言葉と掛け合わせ、日本の伝統的な素材やモチーフに新たな技法や表現を加えることでPullmanと東京の今を映し出すデザインを目指した。 "JUNCTION"は「舞う」をテーマとし、様々な機能が交差する静と動のコントラストを表現することでPullmanらしさを体感できる空間を目指した。バーとレセプションの機能を併せ持ったロングカウンターは、黒皮鉄板と木の無垢板を組わせたり、和紙のゲートには躍動感のある筆アートを描き、素材の持つエネルギーを感じさせる空間とした。客室は「纏う」をテーマとし、着物や帯、化粧をモチーフに表現。明るいグレイッシュな空間の中に、和紙の繊細さ、歌舞伎の隈取をモチーフにしたカーペット等、落ち着き感を感じさせる中に遊び心を加えたデザインとした。