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来日中のブルーノ・タウト氏と権九郎
久米権九郎

ドイツで先進的な建築技術を研究した久米権九郎は、1932年に久米建築事務所を創業しました。日本の木造建築の耐震性を高める「久米式耐震木構造」を考案し多くの建築で実践するなど、技術と先進性を探求するDNAは今でも受け継がれています。

軽井沢万平ホテル 1935
日光金谷ホテル 1936

1930年代、日本で初めての「国際観光政策」にもとづく外国人をもてなす国際観光ホテルが創られました。地域の特性を最大限活かした建築づくり「リゾートホスピタリティ」の原点であり、今でも観光客を魅了しています。

吹田市千里山団地 1955
横浜市汐見台団地 1959

1950年代、戦後復興の団地開発に力を注ぎました。「丘は丘なりに、自然のなりを、生かすことの良さ /久米権九郎」。土地を読み既存環境を活かし豊かな街をつくるという思想は今でも受け継がれています。

東京ヒルトンホテル 1963(現キャピトル東急ホテル)

外資ブランドホテルであるヒルトンホテルが1963年に初めて日本に進出。これ以降、数多くのグローバルスタンダードホテルが日本に建設されました。

中央大学多摩校舎 1977
墨田区庁舎 1990

都市インフラとなる大規模な公共建築の整備を各地で行いました。建築が都市の魅力を高め生活を豊かにする、ということを追求・実践してきました。

恵比寿ガーデンプレイス1994

オフィスビル、ホテル、商業施設、集合住宅、美術館などの各用途が広場やオープンスペースを中心に有機的につながり豊かな街を実現。複合開発による求心的なスポットの先駆的存在として今も賑わっています。

ハノイエコパーク 2013
上海パークプレイス 2007

これまでのアジアでの展開を軸に、更に充実したサービスを提供できるようベトナムと中国に新会社を設立。2009年に久米デザインアジア(KDA)。拠点はホーチミンとハノイ。2011年久米デザインチャイナ(KDC)。拠点は北京と上海。