総合文具メーカー・トンボ鉛筆の新本社ビル。
地上6階の事務所棟と地上2階の食堂棟が前面の緑の広場を囲みL字型に配置される。事務所棟1・2階は来客用の会議・応接ゾーン、3~5階は南北に開けた16m×26mのワンルームタイプの執務ゾーン、6階は視線を遮る柱を一切無くした開放的な役員ゾーンで構成。各層は吹抜を持ったコアで繋ぎ、コミュニケーションを誘発する一体空間を構築した。食堂棟に向けて緩やかに昇る緑の丘は、その下に実験室を内包し、優しく来客を迎え入れると共に街に緑のオープンスペースを提供する。外観は、ものづくり企業としての真摯な姿勢を表現すべく、ガラスと金属によるシンプルな美しさを求めた。
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▷開放的な執務空間を実現する構造計画