IKEA福岡新宮は、スウェーデン発祥で世界各国に店舗展開する家具インテリア量販店チェーンのIKEAが、首都圏3店舗・関西圏2店舗、計5箇所の既存店に続く日本国内6番目の店舗として企画・開発し、九州地区初の進出店舗として実現したものである。IKEAは福岡新宮店において店舗づくりの再検証からプロジェクトをスタートし、設計方針・コスト管理方針及びIKEAのパートナーとしての業務方針を求めたプロポーザルにおいて久米設計が選定された。施設計画では、既存店で採用してきた立体駐車場を外部平面駐車場とするほか、建築・設備全般についてグローバルな視点からのローコスト化と合理化を追求する一方で、IKEAのグローバル・ポリシーに基づく環境負荷低減を実現するため、国内最大級の地中熱交換システムやメガソーラー級の太陽光発電設備を導入している。IKEA伝統のブルー&イエローの外観デザインとともに同社の次代へのメッセージを纏ったIKEA福岡新宮は、新宮中央駅前の街づくりの核として新たな賑わいを創出している。