ドイツで先進的な建築技術を研究した久米権九郎は、1932年に久米建築事務所を創業しました。日本の木造建築の耐震性を高める「久米式耐震木構造」を考案し多くの建築で実践するなど、技術と先進性を探求するDNAは今でも受け継がれています。
1930年代、日本で初めての「国際観光政策」にもとづく外国人をもてなす国際観光ホテルが創られました。地域の特性を最大限活かした建築づくり「リゾートホスピタリティ」の原点であり、今でも観光客を魅了しています。
1950年代、戦後復興の団地開発に力を注ぎました。「丘は丘なりに、自然のなりを、生かすことの良さ /久米権九郎」。土地を読み既存環境を活かし豊かな街をつくるという思想は今でも受け継がれています。