2023.03.27
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「(仮称)札幌北1西5計画」新築工事の監理業務について

 3月16日に発注者様であるNTT都市開発株式会社及び施工者である大成建設株式会社からそれぞれ発表があった「(仮称)札幌北1西5計画」新築工事について、設計及び工事監理業務を受託している弊社としての見解を示します。

 今回発注者様と事前に合意していた弊社の鉄骨建方における監理業務内容は、初回の鉄骨建方時に鉄骨柱の建方精度について立会い確認を行い、以降は数節毎の建方完了時に自主検査記録等で建方精度の確認を行うことになっていました。

 初回の立会検査において検査を行った柱に問題は無く、施工者から最初に提出のあった柱の傾き及び柱頭レベルに関する自主検査記録においても、管理基準値内におさまっている内容でした。しかし、その後の調査によって、弊社に提出のあった自主検査記録の報告は虚偽の内容であったことが判明しました。

 建方精度については自主検査記録等をもって確認するという弊社の監理業務内容に照らすと、今回のような自主検査記録に虚偽の記載がされた場合、弊社の監理者がその施工不良を発見することは極めて困難であったと考えております。

 しかしながら監理業務を受託している弊社においても今回このような事象が起こってしまったことを厳粛に受け止め、より一層の監理品質の確保に努め、お客さまの安全と安心を最優先に取り組んでまいります。

以上