Matsumoto City Museum

「松本市立博物館」

市民と観光客が行き交う「まちなか」の博物館

国宝松本城の三の丸地区に立地し、多くの市民と観光客が行き交う「まちなか」における博物館の建設計画。展示・保存・収集の基本機能の整備とともに、土地の記憶を感じさせる、街並みに溶け込んだ、市民が常日ごろから利用できる親しみのある建築を目指した。武家地であった時代の風情を大きな屋根で表現している。また、豊富な井水をたたえる松本にふさわしい、井水利用の空調システムなどを採用し、建築全体で風土を活かす計画とした。保存・展示空間となる2階3階は、機能の確実性を重視し、閉じたつくりとしながら、1階は市民ワークショップの意見を取り入れ、入りやすさと自由な使い方を重視した、開いた空間を志向した。大切な市民の宝を守る堅牢で静謐な空間と、議論好きで活動的な松本の人々が集うオープンな空間が、コントラストのある風景を生み出し、街とつながる計画としている。

竣工年
2022
所在地
長野県松本市
延床面積
7,774㎡
階数
地上3階
構造
RC/S/RC/Pca

お問い合わせ

弊社への依頼、相談などにつきましては、以下よりお問い合わせください。

Matsumoto City Museum

Matsumoto City Museum