National Ainu Museum

「国立アイヌ民族博物館」

アイヌ文化の創造と発展の新たな核となる博物館

北海道白老町では、アイヌ文化復興などのナショナルセンターとして、民族共生象徴空間の整備が進められてきた。その中心施設のひとつが、国立アイヌ民族博物館である。 設計にあたっては、景観と調和しながら、国立博物館としての品格をもち、自然とともに生活を営んできたアイヌの歴史、文化を尊重する建物とすることが求められた。 その実現のため、この地を取り巻く自然林の稜線と連続する建物形状によって、周辺の豊かな自然と調和させるとともに、展示室前には、ポロト(湖) に開くパノラミックロビーを設け、象徴空間全体が感じられる計画としている。また、2階に展示、収蔵空間をまとめ、高床の「倉(アイヌ語で『プ』)」となる構成とし、それを二重外郭構造で包むことで、寒冷地での博物館としての機能を強化している。


このプロジェクトの技術を知る
▷特徴的な建物形状を活かした構造デザイン
▷周辺環境への調和と寒冷地の最大効率空調
▷展示施設に適した照明システム

・受賞:
グッドデザイン賞/日本建築学会作品選集/日本建築家協会優秀建築選/優良工事等表彰
竣工年
2020
所在地
北海道白老町
延床面積
8,618㎡
階数
地上3階
構造
S/SRC

DESIGN STORY 始まりの場所

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