1933年に建設された早稲田大学早稲田キャンパス3号館の建て替え計画。建物はキャンパス内でも特に景観継承を意識する大隈記念講堂を中心とした歴史継承ゾーンにある。計画では、歴史ある景観の継承、安全性の追求、環境配慮の3点に重点を置いて設計した。 本計画では、キャンパス内のメインのモールに面した旧3号館南側部を再現している。新しい「再現棟」は竣工当時の建物のボリュームやプロポーション、素材感を活かした建物として計画し、それに先進的な14階建の「高層棟」を組み合わせ嵌合させる計画とした。 それによりそれぞれの建物の性質の違いを活かし合い、歴史と未来が混ざり合う機能・空間をもつ新たな教育・学修の場を創ることを目指した。
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▷免震で繋ぐ剛構造と柔構造の一体化制震
▷歴史を継承する意匠と快適性の融合
▷歴史を継承した照明デザイン