平成23年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、市の将来を担う子どもたちの安心で安全な学校生活を第一に考え、高台移転を決断した東海小学校は、立神、志島、甲賀、国府、安乗の5校を統合するため、児童や地域の方々をはじめ、たくさんの人の「環」がつながる小学校を目指しました。中庭を中心に教室、特別教室が連続した回遊性のある校舎は、様々な学びと出会いにあふれた「学びの環」となり、そこには設計から施工段階まで何度も児童ワークショップを重ねた子どもたちの想いがつまった小学校になっています。また、地域住民の防災拠点として、安全な建物であることはもとより、物見塔は地域の灯台となり、安全安心のシンボルとなります。