東北海道の完結型医療の発展と最先端医療提供のため、さらに災害発生時にも医療がスムーズに継続できるLCB(Life Contenuity Building:事業継続計画)病院として機能強化を図った。免震構造の採用や屋上ヘリポート設置、エネルギーの多重化、井水利用など常時利用の機能性向上と環境配慮を行い、省エネルギーに配慮した計画とし、「外来棟」「病棟・診療棟」「エネルギー棟」の3つのゾーンを東から西に配置させ、明快な機能分離、動線分離を行った。また各棟を最適な柱間隔を採用することで、使い勝手の良い空間構成を実現し、南北に沿って設けた主軸動線(ホスピタルモール)に面し、関連部門が連携するわかりやすいゾーニング計画とした。外観デザインと内外の色彩計画、サインシステムとアート、さらに照明デザインを融合させ、一貫して「十勝帯広の大地」をイメージしたデザインを心掛けた。
このプロジェクトの技術を知る
▷CFT 柱のツインタワー形状のLCB病院
▷寒冷地医療施設のプロトタイプの実現